2018/05/25

虎の瞳がきらめく夜

虎の瞳がきらめく夜 (ヴィレッジブックス F リ 6-1)

パラノーマルロマンスとはどんなもんかと思って2005年Romantic Times誌が選ぶ、ベストパラノーマルロマンス賞受賞作を読んでみました。

いきなり出会ったヒーローとヒロインが恋をするプロセスが、とんでもなく過負荷にさらされていたヒーローが、始めてストレスが開放されて、信頼に足る主人を得られたという事で、情愛に発展させるというのは、うまいやりかただと思いました。

シリーズで12作ほど出版されているようですが、邦訳されているのは4作までで、なんとも残念です。

一点だけ、重箱の隅なんですが、登場人物の一人を描写する場面で、ぼさぼさの茶色い髪にこげ茶色の目、ロードオブザリングでキュートなエルフ役を演じたあの俳優って、それはホビットの間違いなのでは? と、思ったり。(エルフ役を演じた方の俳優さんはぼさぼさの茶色い髪? キュート? と、思ってしまいました、原著もこの表記なのかな……)

献灯使

献灯使 (講談社文庫)

ものすごく、感性を試されているような気持ちになりました。
この手のやつは、察知できない自分がバカなんじゃないかという気持ちになって打ちのめされるなあ……。

気になったフレーズ

今はもう趣味を煉瓦として使って、個性という名の一軒家を建てようとは思わない。どんな靴をはくかは重要な問題点だが、自分を演出するために靴を選ぶことはなくなった。

2018/05/15

黄泉眠る森: 醍醐真司の博覧推理ファイル

黄泉眠る森: 醍醐真司の博覧推理ファイル

闇の伴走者、編集長の条件に登場した女性調査員さんが出てこないお話。
短編連作かな? と、思いきや、ちゃんと一遍の長編になってました。

違和感が無いので気づきにくいんですが、しょっちゅう視点が変わります。
ありなのか無しなのか、どうなんですかねー。
私は別に読みにくさを感じなかったんですが……。

2018/05/13

幻霙

幻霙

蒼太の母親にひたすらムカついておりました。
むしろスッキリするほどに。

男女交互で視点が変わるのがスリリングで、どっちがどっちを殺すのか、その救いの無さからそんなことばかり気になってしまいました。

2018/05/07

実在の事件をきっかけにしたと思われる二作

BUTTER(新潮文庫) 黄泉醜女 (扶桑社BOOKS)

個人的には黄泉醜女の方が好きかなあ。
あくまでも事件は「とっかかり」で、当人が出てこないせいもありますが。

同世代の人間に何らかの化学反応を起こさせる事件でありました。
近いものとして扱うか、畏怖するものとして扱うか、自分は違うと思うか。

それぞれ。