2019/05/24

らんちう



こえー! ホラー!

でもわりと途中で落ちが見えてしまうのと登場人物がちょっと多いかなーという気がしました。

振り返るとバランス的にそれぞれ必要な役割はあるんですが、立場が違うものの個別の独白の内容が途中ワンパターンになってしまったのが残念でした。文体を変えてあってもなあ、飽きちゃうのです途中で。

残留組の社員に対してリストラ組の言い分が一応どんでん返しではあるんですが、ちょっと個人的にいろいろ自分の経験とかぶるところもあってツラかったです。

ただ没入感はすごかった。
ミステリの定石として最初に死体を転がせというのがありますが、この先どうなるのか気になってページをめくらせる力はすごかったです。

2019/05/23

グランドクロス・ベイビー



それは携帯電話の普及していなかった頃のお話。

あとがきで著者自身も書かれてましたが、ものすっごく時代を切り取った感じのお話でした。

1999年の少し前。
17歳の一人称。
当時を知っている、というか、当時のノリを知らないと読み進めるのがツラい感じの新聞連載だそうで。

ただなー、どうだろう。当時でもJUNEを知っているのは一部のオタクに限られる話というか、少女漫画すら読まない子は読んでなかったんではないかと思ったりも。
アイドルのおっかけやっているヒロインのオタクカルチャーへの不思議な造詣の深さになんとなく中の人が透けて見えるようなところもなきにしもあらじ。

全編エロなんですが、なんとなくスポーツっぽいといいますか、肉体と肉体のぶつかりあいといいますか、いまいち隠微な感じがしないのは男性向け新聞連載だったからなんですかねえ……。