2018/08/28

桜の下で待っている

桜の下で待っている (実業之日本社文庫)

すごくドラマチックな何かだったり、重いテーマが隠されたり、読書に対して何か意味を求めるような時に読む本では無いんですが、あっさりと読めつつ、しかいないがしろにはできない。

なんだろう、こういう感情。
共感なのか、ああ、なんか、わかるよ、その気持ち、みたいな。

誰かを高みから見下ろして溜飲を下げたりするのでなく、背後霊のように寄り添って、そうだね、自分もそう思う。

みたいな、感情のチューニングのできる話達でした。

短編連作で、主人公の年齢も性別もバラバラなはずなのに、何故か芯が一本通っているようになっているところに、構成力を感じました。

没入感って、こういう感覚を言うんですかね。

0 件のコメント:

コメントを投稿