2018/09/20

日日是好日



フェリーニ監督の『道』を見たくなりました。
小学5年生から何度となく見て、そのたびに新たな視点や気づきがあるって、うらやましいです。この体験を追うのは難しい。

見るたびに深くなるっていいですね。

2018/09/15

絵金、闇を塗る

絵金、闇を塗る

eテレがNHK教育テレビと呼ばれていた頃、『まんがで読む古典』という、古典をアニメにして見せてくれる番組がありました。

これで、雨月物語の時に取り上げられていたのが『絵金』
キャラクターデザインが木原敏江先生で、主題歌がクレヨン社という夢のような短期集中放送でした。

そんな絵金が取り上げられている本作、雑誌連載されていたようで、絵金をとりまく人々の視点から描き出された絵金、みたいなお話でした。

時代的に幕末なので、子供の頃の岡田以蔵や武市半平太なども出てきます。
武市瑞山の瑞山って、絵師としての号だったんですね……。

どちらかというと、時代劇的に無名な感じの登場人物のお話の方がおもしろいような気がしました。

2018/09/12

小説王

小説王

リーダビリティは高いのですが、作家と編集者の視点移動に時々ついていけない事がありました。(何故だろう……)

前後関係でわかるので問題は無いのですが、時々読み返す事はありました。

が、それをおしても続きを読みたいと思わせる没入感がありました。
一気読み。
時折言及される『編集王』も読んだことがあるせいでしょうか。

書くことで感情が整理されていくプロセスに沿って読むことができました。
結局、怒りの感情は、相手がどうこうして胸がすくよりも、自分の中で折り合いをつけていくしかないのだなと。

2018/09/08

贖罪の聖女

贖罪の聖女

狙って選んでいるわけではないんですが、隠された事実がオブリヴィオンとちょっとだけ似ていました。
こういうのもネタバレになるのか……。

ヒロインにもう少し葛藤があるのかな、と、思いきや、そうでも無かったです。
この手のやつは、女性側のハードルを少し低めにしておかないと展開が遅くなるから仕方ないのかもしれませんが。

オブリヴィオン

オブリヴィオン
何があったんだろう、何が原因だったろう、の、ような謎解き要素が無いと読んでいてのめりこめないのかもしれない、と、ちょっと思いました。

感情をただ流麗な言葉で表現された、文章表現を味わうよりも、先が知りたい、という好奇心が本を読み進める力になっている気がします、自分の場合。

過去と現在の情景で交互に構成されながら、謎が解けていく感じと、チっ、こいつら、どうしようもねえな、みたいなヤツがひどい目にあったりする話が好きなんだと思いました。

月桃夜があったので、身構えておりましたが、ああ、そっちか、と。
伏線もちゃんとはられていてとてもおさまりが良かったです。