Wadatsumi Note
2019/09/22
海鳥の眠るホテル
既成概念というか、ストックオプションなキャラクターだと思っていると足元をすくわれるような読後感でした。
しかしこの没入感はすごく、導入部からぐいぐいきました。
叙述トリック的な意味で映像化のできない作品は、語り手が誰なのかという好奇心だけで最後までひっぱられるものがありました。
一気読み。
ただ、フェイクと思われる箇所もけっこうな熱量で書かれていてただ圧倒された感じです。
2019/09/19
妖花一夜契
個人的には『睡蓮の宿』が印象に残ったかなあ……。
わりと皆等しくクズいので罪悪感が無いといいますか。
ものすごく俗っぽい話と、幻想的な話の短篇集でした。
水神の棺
古代『豪族』ミステリというのが中々に斬新な上、第一回は和邇氏という、比較的マイナー(?)な題材でしたが楽しめました。
続編は賀茂氏だそうなので、そちらも読んでみたいです。
2019/09/09
蟻の棲家
どうしよう、これをおもしろかったと書いてしまうと倫理観を疑われそうな気がするんですが……。
骨太なドキュメントを期待しているのではなくて、期待した役割を演じているキャラクターの動線に説得力があればそれでよし、という感じなのか。
頭のいい人は出自がどうあれクレバーに生きるという事なのか。
私はミステリに収まりの良さを期待しているんだなと思いました。
2019/09/08
群青の闇
絵師の話という事もあり、場面一つ一つがとても絵画的で絵面が浮かぶのと、日本画の絵の具の名前が文字で読んでいても鮮やかで美しかったです。
ミステリとしてはどんでん返っていないといいますか、ああ、そうだよね。という印象で、ただ作中信頼を寄せている人物に裏切られないのはそれはそれでストレスにならなくていいんじゃないかと個人的には思いました。
新しい投稿
前の投稿
ホーム
登録:
コメント (Atom)