2022/09/13

一度きりの大泉の話 少年の名はジルベール

一度きりの大泉の話 【電子版限定特典付】 少年の名はジルベール (小学館文庫)

同時期に同じ場所にいても考えている事や相手に対してどう感じているかは違うのだという貴重な資料。
いわゆる24年組の中で(この言い方萩尾望都先生は好きじゃないようですが)、個人的には山田ミネコや木原敏江が好きなので。
あと一条ゆかりも1949年、大和和紀が1948年生まれなのに含まれないのおかしくない? って気がしてまして。(どちらも好き)

私が物心ついたあたりはどちらも大御所で、りぼん、なかよし勢の小学生時代。中学になってプリンセス、花とゆめあたりを読み始め、少女コミックやプチフラワーは高校になった頃だったんですよね。

後に両先生の作品も読みましたが、当時の段階で少しクラシックな感じで、『熱狂』をもって読んではいないのです。(ファラオの墓は従姉妹から全巻譲ってもらって一気読みするくらいにはハマりましたが……)

『11いる!』 はアニメからで、イグアナの娘、半神あたりから入ったので、萩尾望都というのはちょっと小難しい事を描く作家さんというイメージでした。(時の旅人のキャラクターデザインが最初の接触だったかもしれないレベルの)

読んだ順番的には、大泉の話→ジルベール

文章としてはジルベールの方が読みやすかったです。
萩尾先生から見る竹宮先生というのは、どこか遠くて、何か緩衝材をかませている印象でした。

お二人に意識され、なおかつリスペクトされている山岸凉子先生ハンパねえっすと思ったくらいで。

あー、でも創作する者の距離感は難しいし、萩尾先生が考えを変える事は永遠にないんだろうなーというのを強く感じたのでした。

2022/09/10

神よ憐れみたまえ

神よ憐れみたまえ(新潮文庫)

何で読もうと思ってたんだっけ、と、思い返してしまうほどに、何が書かれているのか深く考えずに読み始めた一冊。
ミステリかな、と、思って読み進めて、きっと叙述トリックに違い無いと思っていたら全くそんな事は無く。

しかしこのどんな話になるかわからない状況ながらも引き込まれる文章力ってすばらしいなあと思いました。

誰の物語なんだろうと思って読み進めたら、な、結果なので、そう言う意味ではミスリードさせる部分もあるのかなあ……。

2022/09/08

源平の怨霊 小余綾俊輔の最終講義

源平の怨霊 小余綾俊輔の最終講義 (講談社文庫)

大河とタイミングバッチリな感じで。
主張と合わない部分は『騙り』
エビデンスはないけどきっとそう。
で、成り立っているヨタですが、フィクションなんで、こういうのもアリかな。と。
歴史小説として仕上げるのではなくて、現代から『多分こうだった』というシチュエーションで延々続く感じですが、歴史小説にして退屈な感じにするくらいなら、この形の方がさくっと最後まで読めていいかなーと。